「空室が埋まらないから、そろそろ家賃を下げようと思っていて…」
これは実際に、築23年の1Kマンションを所有するオーナーさんから聞いた言葉です。
すでに家賃は3年前より1,500円下げていて、それでも空室が続いているとのことでした。
たしかに、築年数が経つと家賃を下げるのは自然な流れのように感じます。
でも、本当にそれしか選択肢はないのでしょうか？
家賃を下げても埋まらない時代がきている
少し前までは、家賃を下げれば「ある程度は」決まっていた時代がありました。
でも、最近は違います。
同じエリアの同じ築年数の物件でも、満室の物件と、ずっと空室のままの物件がくっきり分かれているんです。
違いは、なんでしょうか？
「築年数」ではなく「入居後の体験」で選ばれている
今の入居者、とくに20〜30代の単身層は「築年数」だけでは判断しません。
彼らが気にしているのは、もっと“生活に直結する部分”です。
- 玄関の鍵をスマホで開けられるか
- 照明やエアコンがリモコンいらずで操作できるか
- 宅配ボックスがスマート化されているか
- セキュリティがしっかりしているか
そう、生活に便利か、快適か、安心か、を重視しているんです。
実際に変わった物件の話をします
築22年のマンションに、ある大家さんがスマートロックを導入しました。
設置費は1室あたり約15,000円。
結果はというと――
家賃はそのままで、3ヶ月空室だった部屋が1週間で埋まりました。
しかも内見時、案内した仲介業者からは「これ、他の部屋にも付いてますか？」という声。
こうした“目に見える差”があるだけで、物件の印象がガラッと変わるんです。
小さな投資で、「家賃を下げなくて済む理由」をつくる
スマートホームというと、「お金がかかる」というイメージを持たれがちですが、
実は、3万円以下で始められるものも多いです。
- スマート照明：5,000円前後
- スマートロック：15,000円〜
- スマートエアコンリモコン：7,000円前後
- センサー付きLEDライト：2,000円前後
「築年数」は変えられなくても、“体験価値”は変えられる。
そこに、家賃UPの理由が生まれます。
「下げる」前に、「魅せる」手段はたくさんある
今の入居者が求めているのは、
「新しい暮らし方に合った設備があるかどうか」です。
そしてこれは、今ある物件に“少し手を加えるだけ”で叶えられることだったりします。
実際に、どんな設備を入れれば家賃が上げられるのか？
どれくらいの費用で始められるのか？
成功しているオーナーさんは、どんな工夫をしているのか？
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家賃を下げるのは、いつでもできます。
でも、“もう少しだけできること”があるかもしれません。
あなたの物件の価値を、もう一度見直してみませんか？
